40過ぎて保育士から看護師を志望した理由

昔の子供たちの写真。子供たちは自分以上に大事です。

なぜ乳児院の保育士を辞めようと思ったのか

 私は保育士で乳児院職員として働いていましたが、退職することにしました。そして看護学校の学生になります。
 その理由を改めて考えるといろいろな理由が複合して重なり合った結果だった…と言えます。
 私の場合は、「乳児院で保育士の仕事をこのまま働き続けることが出来そう。」と思っていました。なぜなら、
①やりがい
②人間関係
③お給料
などの働いていく上で誰もが望むような環境は、乳児院にあったんです。
 
 でもどこで勤めるにしても、自分の家庭の事情と全てうまく両立させるのは難しいですよね。我が家の場合は
①朝が早い
勤務時間が長い
という問題点が、ジワジワと家庭内に暗い影響を及ぼしていったのです。
 
 簡単にその問題点を書きますと、
①私自身は頑張って働けば済むが、子供たちが朝起きなくなった問題
 私は早いシフトの日で朝5時半に出発。ダンナさんも朝は7時に出発するので、子供たちは自力で起きなきゃいけなかったんです。毎日、前の日の夜に「明日はママは○時に出発だから、自分たちで起きてね。」と伝えていたのですが、起きられずに遅刻の回数が増えました。
 同じ状況でもちゃんと起きてるお子さんは全国にたくさんいらっしゃると思うのですが、我が家の子供たちは起きられませんでした。対策は色々しました。
①目覚まし時計を何個もセットする
②(できる時は)職場から家に「起きろ」と電話する
③夜は早めに寝かせる
④娘の方が遅刻や欠席がひどかったので、娘と寝室を一緒にするようにした
 色々しましたが、中学3年生ともなると塾からの帰りも遅くなり夜の23時くらいに帰ってくることもよくありました。
 子供たちが帰ってくる前に母親が寝てしまうのは可哀想だと思い、起きて待っていたのですが、23時を過ぎると母は次の日の勤務が気になって仕方がなく「最低でも6時間くらいは寝ないと職場で子供たちと過ごすのに体が持たない…。」と思ってました。だから、子供たちが帰ってきた後すぐに声をかけて親は就寝する…ということも多かったんです。そうなると、子供たちは夜に自分たちで布団に向かうまでのんびりして就寝が遅くなってしまっていたようです。
 娘は、元々3分程遅刻するという事をよくするタイプでした。そのことにも悩んで、仕事として朝の1時間くらい我が家に訪問して子供たちを送り出してくれるようなサービス機関を探しました。生協の助け合いの会、家政婦サービス、ボランティア団体、ファミリーサポートなど。でもどこの期間も「朝はみんな忙しいし、家にいたい人が多いのでお引き受け出来ません。」という回答で、我が家は家族4人だけでこの問題を解決するしかありませんでした。
 そのうちに、3分遅刻するだけだった娘が、午前中全ての授業に行かなくなるようになり、午前中の遅刻の状態からやがて「欠席」するようになりました。

②他県に在住の父が脳梗塞の発作で繰り返し入退院。その付き添いのため私が欠勤し、そ
の欠勤のため同僚のシフトが変更になる問題
がさらに出てきたんですね。自分の欠勤でシフトに穴を開け、他の人の勤務が変わり勤務日や休日が変更になるというのは、とても申し訳なくて辛くて、自分の心に負荷が大きくかかりました。

 そんなことが重なり、段々と仕事しててもその時間に集中して働けない状態になってしまいました。
自分の子供も満足に育てられない母親なのに、他人の子供の面倒見られるのだろうか?」
「自分は、この仕事で社会貢献しているような気持ちになっているけれども、私の子供たちは寂しいと思っているのかもしれない。」など、考え始めると止まらなくなり
メンタルはどんどん弱っていきました。
 乳児院の仕事は、もし退職するなら年度末というのが暗黙のルールです。その時を逃すと、年度の途中で辞めたら多くの同僚たちに迷惑がかかるし、乳児院で自分が担当となった入所児にも悲しい思いをさせます。
 退職を決めるなら、年度末しかありません。継続するのか、退職するのか。
 さんざん悩み出した結論は、
「双子たちは来年高校生。子育てもあと少しで終わり。後悔しないようにしたい。」
双子たちを朝に起こし、弁当を持たせて出発させる。「当たり前のこと」を実現したい。
結論は、「退職」でした。


なぜ看護師を志そうと思ったのか 

 乳児院の退職の結論の後、自分の中で「では子供たちが高校生の間の最低3年間、私はどのように過ごすのか。」と考え始めるようになりました。
①保育園でパートして保育士スキルを上げる
→またシフトに穴をあけるかもしれない。また職場に迷惑がかかるかもしれない。
②家で出来るような副業に挑戦
そのようなことを考えているうちに、「看護師」という言葉がまたふっと降りてきたんです。昔から選択肢に出ては消えていた職業への気持ちでした。
 保育園でも乳児院でも、看護師さんってとても貴重な存在で、みんなに頼りにされていました。どの看護師さんも格好良かったんです。
 そもそもキャンディ・キャンディが大好きな世代の人間なので、私の世代はみんな1度は憧れたんじゃないかなと思います。私ももちろん、その1人です。
 看護師にも色々あり、准看護師・正看護師・保健師・助産師とあります。まだこの時点では、どの看護師の道を目指すのかは決めていませんでした。
  「保育士だって満足に出来ていないのに、また別の勉強することは自分にとってプラスなんだろうか?」という自問自答はこの時もありましたし、実は現在もあります。
 でも、その頃の私は徐々に、
看護学校②学費③受験資格④受験可能な年齢
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